ご挨拶

院長

大澤 正夫

1995年に歯科医師免許を取得してから28年、愚直に保険治療に携わって参りました。
『日本全国どんな歯科医が治療しても“いい治療” が “安く” 受けられる』という健康保険制度は患者にとってとても有難い制度ですが、駆け出しの歯科医師にとってはそれを上回っても余りある制度です。
"ヨチヨチ歩き" の歯科医に治療して欲しいと思う患者など居よう筈もありませんが、水戸黄門の印籠宜しく『保険医』の看板の下「“いい治療” が “安く”受けられるのなら安心して治療を受けられる」というわけです。しかし本当にそうでしょうか?
歯科医に治療技術の差があるのは当然です。それを証明するかのように、夥しいほどの数の治療のやり直しがあります。特に根管治療(根の治療)後数年以内の再発やCRの歯髄為害性による歯髄炎・歯根膜炎で来院する患者は多く、痛み・腫れ・違和感などを主訴に来院し再治療となります。
前者では50~70%で再発すると言われており、後者を主訴に来院する患者は(私が診るだけでも)20人/月は下りません。
その他にも
「(他院に行ったが)痛みが止まらない」
「(親知らず抜歯後)血が止まらない」
「『治療中』の歯がズキズキする」
何れも悪いのは患者ではなく、歯科医の技術力、先見性の無さが原因です。
持て余した時間に歯医者に行くのではなく、面倒だけどしょうがなくて通院するのです。歯科医はその努力に報いなくてはいけないにも拘わらず、いつ終わるのか分からない、深夜痛くて眠れないのに担当歯科医は高鼾、会計しようと思ったら請求金額にビックリ、明らかな失敗にも拘わらずノラリクラリと言い訳に終始し謝罪の言葉もない、「痛い痛い!」と言っているのに「診療時間外なので明日また来てね」そんな商売が通るわけはないでしょう。
でも通っちゃうんですから理解に苦しみます。患者も「言っても無駄」と思ってるんでしょう。余程腹に据えかねた患者はネットの口コミにあらん限りの罵詈雑言を書き連ねますがこんな歯科医に分がないのは明らかです。信頼を寄せてくれる患者を守るのは当然の事と考える歯科医がどうしていないのか…。とても不思議です。
私はネット上に携帯電話番号を公開し、携帯電話を肌身離さず持ち歩いています。就寝時も枕元に置いて寝んでいます。
休診日?…そんなものはありません。
予約が取れない?…そりゃあ歯科医にやる気がないからです。
寝る時間も飯食う時間も酒飲む時間もあるのに診療する時間がない訳ないでしょ。
(治療が)いつ終わるか分からない?…計画が無かったらそうなるでしょうね。

皆さんがご存知の歯科医とは、一味も二味も違う私が、人生総決算の地として選んだのが銀座でした。
これから10年になるか20年になるか、いつまで仕事をやらせて貰えるのかは神のみぞ知るところですが、命ある限り、心技体ともに充実している限り、1年365日年中無休・24時間急患随時、命が尽きるその日まで戦って参ります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

理想の歯科医師とは?

「何のために生まれて来たのか?」「充実した一生を送るには…?」などと真剣に考えていた埼玉県立不動岡高校時代。導き出した結論は「救急救命医」でした。
目標が決まったものの生来の勉強嫌い。「思考する習慣は高校時代に養われる…」と勉強はそっちのけで文学・哲学書を開いては「分っかんねぇなぁ…」と唸りながら日々格闘。受験勉強からの逃避のため生徒会長に立候補。受験を前に追い込みをかけねばならぬ時期を生徒会活動に割くこととなり翌3月『桜散る』。高卒後5年間はバイト生活にどっぷり浸かり、23歳になってやっと正社員として就職するも気が付けば34歳…これではイカンと大学受験。
“滑り止め”の徳島大学歯学部に入ってしまい、図らずも歯科医師を目指すことに…。卒後2年間、週5日は高校時代の同級生の神沢歯科医院で、週2日はあちこちの歯科医院で修業。43歳の時に東京下町に開業致しましたが患者が押し寄せるわけもなく悶々とする中、私が患者なら…と立場をかえて眺めてみると、理想の歯科医師像は自ずと見えて来ました。
①的確な診断・正確な治療ができ
②施した治療は長期的に機能する
③患者が困っていたら即時対応する
を念頭に日々診療にあたっております。

子供の頃、町には数軒の歯科医院しかなく、そのひとつに松岡歯科医院がありました。半世紀過ぎた今も寡黙に、泰然と、真摯に診療する松岡先生の姿が忘れられません。
彼の技術を知る者が殆んど居なくなっても、私の口の中には彼の技術が生きています。
「『治療した』とは…そういうことです」
時代を越えて 彼は私に語り掛けて来ます。後年、紆余曲折を経て歯科医となった、あの“駄菓子屋の坊主頭の少年”は、今も彼のま~るい背中を追いかけています。
どなたもそうでしょうが私もサラリーマン時代は多忙で歯科医院などに行く時間がありませんでした。
松岡先生も亡くなり、どこの歯科医院がいいのかも分からず、あちこちの歯科医院に行ってみましたがどこもインパクトに欠け『その辺の歯医者』の域を出ず、高校の同級生であった神沢に連絡すると「仕事終わってからでいいから来いよ」
診療時間外の午後8時以降に通うことに…。そこで神沢の第一声は、「おまえ、いい治療してるねぇ…」
いい治療とか悪い治療とか、考えたこともなかったので衝撃的でした(ので40年近く経った今でも覚えています)。
私は少年、松岡先生は寡黙な大人でしたから、言葉など交わした記憶はありませんが、彼を思い出す度に「治療した歯はずっと機能しなくてはいけない」と語り掛けてくれるのです。

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年中無休。緊急時も対応いたします。
時間外連絡先
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